麋角解〜さわしかのつのおつる
mama!milk 冬の演奏会 2024

金沢・白鷺美術がおおくりする、冬の演奏会と展覧会「麋角解 ―さわしかのつのおつる」にて、本年も演奏いたします。
年の瀬のひととき、あたたかくおすごしいただけますよう。

主宰より…

霜夜の候、白鷺美術の年の瀬の企画「麋角解 ― さわしかのつのおつる」
当会場一階にて、アコーディオン奏者の生駒祐子、コントラバス奏者の清水恒輔によるデュオ、mama!milkの演奏会を行います。
mama!milkはつい先日も荘厳な杜の中、150年の歴史ある会場で、その場所や時間、シチュエーションと音色が響き合うような演奏会を行いました。今この瞬間に触れさせてくれるような演奏は、mama!milkの醍醐味だと改めて感じました。
そして同時期開催に2階のギャラリーにて、「暦を運び、種を食 () く」沖田愛有美個展を行います。沖田愛有美の作品は、いわゆる漆芸に使用する漆を用いて絵を描いています。その独特の質感もさることながら、その折のテーマも沖田ならではの、どこかミステリアスな世界観にて構築されます。
ケータリングはせせらぎ通りのブラッスリーカフェ、ひらみぱんさん。こちらも併せてお愉しみください。
白鷺美術、年の瀬の展覧会と演奏会、皆さまとご一緒できますと嬉しい限りです。
ご来場を心よりお待ちしております。

白鷺美術主宰 巽 勇太

 

▶︎ mama!milk 演奏会(12月27日) 詳細:https://www.shirasagi-art.net/
▶︎ 沖田愛有美 個展(12月21日~1月12日) 詳細:https://www.shirasagi-art.net/

【 麋角解(びかくげす)】季節を表わす七十二候(古代中国で考案された気象の動きや動植物の変化を示したもの)の一つで、繁殖期を終えた鹿が、角を落とす時期を指す。

出演

■ 演奏会
音楽|mama!milk
アコーディオン|生駒祐子
コントラバス|清水恒輔

■ 同時開催展覧会
沖田愛有美「暦を運び、種を食く」個展

会場

shirasagi 1F

〒920-0999 金沢市柿木畠 4-16
TEL 090-2090-4944
http://www.shirasagi-art.net/

料金

4,000円 (要予約)

お申込

下記アドレスまで必要事項を明記の上、12月26日、23時までにお申し込みください。

[ info@shirasagi-art.net ]

1.件名 : 「12/27 演奏会予約」
2.氏名(代表者のお名前、読みがなをカタカナフルネームにて)
3.お電話番号
4.ご予約人数、またはお問い合せ内容。

上記を明記の上、お申込みメール受信後、数日以内に受信受付のメールをお送りします。

メール受信設定などドメイン指定をされている方はご確認をお願い致します。
会場受付にて料金をお支払い頂いての入場となります。
お座席に限りがございますので、早めのお申し込みをお勧めいたします。

出店

ひらみぱん  http://www.hiramipan.com

主催

shirasagi / 白鷺美術

 



[ mama!milk ]
作曲・生演奏を通して音楽の在りかを見つめる、生駒祐子、清水恒輔によるユニット。
1997年より、世界各地の多様な文化との出会いから紡がれる楽曲を、アコーディオンとコントラバスで奏でている。
折々に様々な手法で録音されたアルバム作品が国内外で話題となる中、各地の歴史や文化を内包した場でのサイトスペシフィックな演奏会が好評を博している。
近年のアルバムには、アコーディオンとコントラバスの二重奏による「your voice」をはじめ、各地の多彩な音楽家を迎えたアンサンブルで編まれた「Charade」があげられる。


[ 生駒祐子 ] Yuko Ikoma, Accordion
アコーディオン奏者。幼少よりトイピアノ、手廻しオルゴールなど身近な楽器に親しみ作曲をはじめ、吹奏楽で打楽器を担当、京都でアコーディオンに出会う。近年はmama!milkをはじめ、身体・空間芸術の音楽にもとりくむ。


[ 清水恒輔 ] Kosuke Shimizu, contrabass
コントラバス奏者。演劇・ダンスなどの舞台音楽や、映像作品など、多様な現場を自由に行き交いながら数々のバンドのボトムを支える。近年はmama!milkをはじめ様々なプロジェクトに参加。 2023年リーダーアルバム「MICROMACRO」を発表。

 


[ 沖田愛有美 ]
1994年岡山県生まれ。石川県を拠点に漆をメディウムとした絵画制作を行う。植物の樹液であり、制作者の予想を超えた変化をする漆を、人と自然とをつなぐ媒介者と捉え、人間と非人間的な存在との関わりを見つめる。制作者の一手に漆が反応を返すラリーを両者による“共同制作”と呼び、人間の活動と不可分な自然環境との相互作用にまで関心を広げている。
2018年、金沢美術工芸大学油画専攻卒業。2020年、同学工芸専攻修士課程修了。2024年、同学博士後期課程美術研究領域修了。2016年と2024年に交換留学生として清華大学美術学院(中国・北京)へ派遣。
主な展覧会として、「祝福は傷口を伝っていく」(クマ財団ギャラリー、東京、2024)「洞穴の暗がりに息づくもののために」(北千住BUoY、東京、2024)、「結露する森」(galleria PONTE、石川、2022)などがある。