mama!milk Hokkaido Tour 2018
~ 函館篇 「夏の終わりの演奏会」

2018_HOKKAIDO_630


2016年の秋以来、三度目の函館公演。
美しい晩夏の一夜に、幾多の街、様々な人の集う場で演奏を重ねる mama!milkが、旅の記憶を携えた調べを奏でます。
赤い蛇腹と黒い弓が奏でる艶やかな物語を、趣深いニチロビルのMARUSENにて、ぜひお愉しみください。

夢で訪れる異国の街。
石畳の続く古い路地の先から
アコーディオンの音色がかすかに聞こえてくる。
移動遊園地? 大道芸? 収穫祭?
あれこれ思いを巡らせながら自然と早まる足取り。

突然現れた広場。 噴水の奥、暖かそうな灯りのともる小さなビアホール。
窓から見える二人の演奏家。
「この音だったんだ…」古い木の扉を押し開ける。と、同時に、
コントラバスの重厚な音が、体をすり抜けて広場に溢れ出る。

グラスの向こうに揺れる赤と黒。
夏の終わり、名前も知らないお店から始まる、異国の街の初めての夜。

( text:Sai Fujishima )