meets#3 yoshiyuki toyoshima mama!milk [CD] [ CD ] RAFT-016 [Digital] [ DIGITAL ] https://lnk.to/BPgql3 ⒸⓅraft music 2004 meetsシリーズ第3弾は、福岡を拠点に活動するロレッタセコハンのヴォーカル・ベース奏者の豊嶋義之とのコラボレーションアルバム。 今回の作品では豊嶋はドラムたたき語り、mama!milkの生駒はほぼ全編に渡りピアノを演奏し、清水はコントラバス、ミュージカル・ソウと3人だけでロック、パンク、ジャズ、シャンソンまでを呑み込んだノーウェーブなチュニジアの夜。 [ 収 録 楽 曲 ] 1. too much useless information 2. I hate wet 3. 夏の思ひで 4. またどっかでやり直せばいいさ 5. mission from God 6.‘ROUND ABOUT MIDNIGHT 7. 背徳のグランパ all songs arrangemented & produced by 豊嶋義之 & mama!milk 豊嶋義之 ( ロレッタセコハン )…ドラムたたき語り, ギター + 生駒祐子 ( mama!milk )…ピアノ, アコーディオン + 清水恒輔 ( mama!milk )…コントラバス, のこぎり, シンバル recorded,mixed & mastered by 北畑俊明/ アルケミースタジオ ( 大阪 ) art direction & design by FJD a&r:executive produced by 笹岡太郎 / raft music mama!milkはたまに肉声が恋しくなるらしい。meets#1の時は山崎円城だった。あの深い声。 …こっちにも理由はあったのだ。6年前、まだロレッタが二人だった時、 まだ僕がウッドベースを弾いていた時、最後のメンバーをアコーディオンにするかドラムにするか、さんざん迷った。 僕はいつもmama!milk に、結局はそうならなかったロレッタのひとつの未来の可能性を見る。 さあ今度は違う選択肢を選んでみるとしようか。 豊嶋義之 ( ロレッタセコハン ) 2000年9月4日……福岡の某ライヴハウスで、ベースを弾き、語る豊嶋さんに出逢い、 私はすっかりこのバンド「ロレッタセコハン」にも、そして彼の声にも参ってしまう。 2003年6月10日……「歌手として迎えたい」という私たちの要請で京都のスタジオに 来た豊嶋さんはブラックコーヒーを飲みほすといきなりタイコを叩きはじめたので、 私はいそいでそこにあったピアノのふたを開け、そのまま、彼のたたきがたりに、ピアノ、コントラバスというトリオでセッションをはじめることになったのです。 9月16日~18日……セッションの中からできた数曲を録音。豊嶋さんのすばらしく素敵なことばや声に、恒輔さんのこれまた素敵なコントラバス。私には、至福のひとときでした。 生駒祐子 ( mama!milk ) “meets#3” できました。 ロレッタセコハンと出逢って4年、構想2年。制作1年。 どう進めていこうか模索中の昨年の春、福岡で逢った時に豊嶋氏が、とんちピクルス松浦氏に“ロレッタの僕だけが僕だと思ってもらっちゃこまりますよ。”と話してるのを聞いて、吹っ切れました。 文通と、たまの逢瀬。長距離恋愛で生まれた突然変異のようなアルバムにしあがっております。 清水恒輔 ( mama!milk ) [[ Recomented ]] いつもMAMA!MILK MUSICの背後で、ひそかに流れていたPUNKの微風。 今回は、言の葉を巻き込んで、つむじ風となり、楽器のすきまをくるくると廻る。 そして、MAMA!MILKとTOYOSHIMA君はピアノ・トリオと化して、渇いた徒然なる思いを語る。 青柳拓次(KAMA AINA) 悪態をつくママミルクって初めてかも! でもロレッタ豊島君のハチャメチャパンクをもってしても最後はちゃんと曲を終わらすあたりがなんとも可愛い憎らしいのです。 愛すべきお三方にアッカンベ?! トウヤマタケオ 「湿った気分は嫌いだぜ」その酒場には明日がない。女が上手に作った紫煙の輪の向こう、小さなステージで楽隊がなぞる夜の輪郭。ラム酒を飲み干した貴方は、「ああ」とつぶやく。この感じ。ウッドベースが、ピアノが、ドラムが、アコーディオンが、しゃがれ声が、俺を誘う。夜を連れてくる。古き良き時代の、甘美な夢、夜。夜だ。夜だろう、か? 気をつけな。騙されてるぜ、あんた。そのカーテンを開けてみな。夜の酒場は何処へやら、ここは住宅地のはずれ、何年も前に閉鎖したガソリンスタンド。 おまけに今は昼下がり、健全な人間なら働く時間だ。嘘で金を作る時間だ。 ほら、楽器担いで逃げていく楽隊を見ろよ。サルトル好きのマンボ王を残して。 額に汗して働くか、絶望のステップを踏むか、それともカーテンを閉めるか。 女が笑って完璧な円が崩れ。俺も笑って、また酒を頼み。ステージでは楽隊が深夜を奏で、 客の投げたチップを銅鑼で受け止めている。悲しいことがあった気もするが、よく覚えていない。湿った気分は嫌いだぜ。 松浦浩司 ( とんちピクルス )