MICROMACRO KOSUKE SHIMIZU

[Vinyl]
[ LP ] MYRD158
12inch 33rpm
2024.1.10 Release
℗ MY BEST! RECORDS 2023
[Digital]
[ Digtal ] LINK HERE
2023.12.1 Release
[Other]
[ Booklet+DL Code ]
アーティスト・ブック"MICROMCRO Map"
145mm×130mm 52ページ仕様
ダウンロード・コード付
℗ hand saw press Kyoto [ hspk-1027 ] 2023.12.1

水蒸気の如く吹き上げられる穏やかで真摯な熱情と、丁寧に紡がれた軋みのレイヤー
具体音の底から届けられる一筋の旋律が、ただただ美しく、儚く響く

京都の街から世界に向けて、耽美かつ美しき世界観で彩るmama!milkでの活動を礎に、サイケデリック・ポップバンドLABCRYの低域として、そして数多くのセッションワークでの活動でも知られるコントラバス奏者、清水恒輔。確かなテクニックに裏打ちされたそのスタイリッシュなセンスは、長きの時間、音に辛辣な音楽ファンの耳を丁寧に潤してきました。そんな氏の初のソロ・アルバムとなる本作は、コンポーザー/サウンドクリエイターとしての才がくっきりと浮き彫りとなった作品に仕上がっています。

時に金沢の倉庫のごとき謎空間で、奈良の優れた音響アトリエで、地元京都のギャラリーで、ウズベキスタンはタシュケントや京都の機関区で、友人でもある音楽家の自宅で……レコーダーを片手にいつ完成するかもどうやって形にするかも考えぬまま、気のおけない音楽家たちとのセッション/演奏を記録し続けて約5年、コロナの期間も相まって、京都の自宅においてさまざまな具体音の音塊を加えて解体/編集を延々と続け、清水ならではのスパイスを投入しながら煮詰め続けたのが、この組み細工のような音楽です。

具体音や機械ノイズを巧みに引用する様も含め、ある種ピエール・バスティアンのようであり、パスカル・コムラードのようなガジェットでキッチュな愛らしさもあり、レイモンド・スコットの器楽曲のように緻密なダイナミズムを持つ楽曲もこのアルバムには収録されています。もちろんmama!milkの世界観に通じる幽玄かつたおやかな世界もあれば、若き日の清水の根っこに潜むパンキッシュな世界観まで。加え、リリカルなピアノ奏者や、コントラバス奏者とのデュオ等の小品も美しく響きます。

・・・小田晶房(map/hand saw press Kyoto)

 

Album Digest

 

 Track List 

[Side A]
01. Metropolis Rhapsodie
  メトロポリス 狂詩曲

02. Loosen Nuts
  ナットを緩める

03. Pianista Grandioso
  偉大なるピアニストの話

04. Carta del Norte
  北からの手紙

05. A Night of Rootless Cosmopolitans
  根無草の夜

06. Azul, nocturno
  蒼 夜更けの

07. Кин-Дза-Дза
  キン・ザ・ザ

08. Duet I
  デュエット

09. Escapement Waltz
  脱進機のワルツ

[Side B]
10. Vuelvo al Norte
  北へ帰る

11. Noches del Sur
  南の夜

12. Duet ll, sonoro
  ソノーロ

13. April Portraits
  四月の肖像

14. Azul, madrugada
  蒼 夜明け前

15. Tempo Scherzando
  戯れの時間

16. L’histoire d’un homme modeste
  控えめな男の話

17. The Last Call
  店じまい

TOTAL TIME 45:27

*Bonus Track  ( Map, LP, DL only)
April Portraits REMIX by Gak Sato


Musicians 

清水恒輔:コントラバス、チェロ、バスクラリネットetc.
曽我大穂:フルート、カバキーニョetc. (01,05,09,14)
巽勇太:自作装置 (02,09)
生駒祐子:カシオトーン、マリンバ、アコーディオンetc. (01,02,03,05,09,12,15)
Gak Sato:スネアドラム,REMIX (05,Bonus Track)
林正樹:ピアノ(03,15,16)
市原大資:トロンボーン (01.02)
守屋拓之:コントラバス (08,12)
yatchi:ピアノ(10,17)
窪田健策:テルミンetc. (07,10,17)
武嶋聡:クラリネット(17)
WADA MAMBO:ギター (10,11)
安藤健二郎:バスクラリネット(11)
谷口かんな:マリンバ (07,11,13)

*参加順

 

MICROMACRO LP


待望のアナログレコードをリリース。金子潤描き下ろしのアートワークも、実寸でお楽しみください。

高音質ダウンロードコード付き
Gak Satoによるリミックス版”April Portlaits”もボーナストラックとして封入。
MY BEST! RECORDS

Distributed by disk union

 

MICROMACRO Map

音楽と書籍からなるアーティスト・ブック「MICROMACRO Map」

音楽は「MICROMACRO」の高音質(48/24 WAV etc. )バージョンをダウンロードで。

書籍は、清水恒輔と古くから親交の深い小田晶房(map/hand saw press Kyoto)との対話で始まるロング・インタビューやアルバム制作ノート、数々の記録写真からなる全52ページが、リソグラフとシルクスクリーンで印刷され、手製本されています。

最後に歯車が押印され、パッケージされた本作を地図として、音楽の旅をお楽しみください。

ボーナストラックとして、清水と共演の多い Gak Satoによるリミックス“April Portraits Remix by Gak Sato” も合わせてお届けします。


Kosuke Shimizu / MICROMACRO Map
アーティスト・ブック
[ hspk-1027 ] hand saw press Kyoto

書籍
145mm×130mm 52ページ仕様
・シルクスクリーン印刷+スタンプ(表紙)
・リソグラフ印刷(本文)
・くるみ製本+手製本

音楽
17曲収録 / 45:27
・ダウンロード・コード(高音質 48/24 WAV)
・ボーナストラック:Gak Satoによるリミックス “April Portraits Remix by Gak Sato”

[ ご注文 ] hand saw press Kyoto stores
[ お問合せ ] Mail : aki@mapup.net  ( hand saw press kyoto 担当:小田 )

 

 


photo : Naoki Fujita

清水恒輔/Kosuke Shimisu
90年代よりベーシストとして、数々のバンドのボトムを支え、アルバム作品をリリースするのと平行して、インプロヴィゼーションから、録音実験、ダンス・舞台音楽など、実に様々な現場を経由してコントラバスを手にする。1997年より、アコーディオン奏者・生駒祐子とのデュオ「mama!milk」のコントラバス奏者として、世界各地の古い劇場、客船、寺院、美術館等での演奏を重ね、数々の演奏家をゲストに迎えたアルバム作品を制作・発表。また、映像・美術作品のための音楽も行なっている。


All compositions written by Kosuke Shimizu
ex. Pianista Grandioso, Tempo Scherzando by Yuko Ikoma
Кин-Дза-Дза ( KIN-DZA-DZA) by Giya Kancheli

Recorded by Kosuke Shimizu
Mixed by Kosuke Shimizu, Yuko Ikoma
Mastered by 西川文章 Bunsho Nishikawa

Recorded at
shirasagi anex (Kanazawa), listude (Nara), Atelier 579 bis (Kyoto), Temir yo’l texnikasi muzeyi(Тошкент), Kyoto Railway Museum(Kyoto), HOUSE OF FER TRAVAIL (Tokyo), Gak’s Living (milan), yatchi’s piano room (Kyoto), Kensaku’s lab. (Date), Satoru’s room(Kawasaki), Ningen-za Studio (Kyoto), and more……

June.2018 ~ March 2023

Cover Art by 金子潤 Jun Kaneko
Title Typography and Art Work by 南知子 Tomoko Minami (stompdesign)

Thanks to :
Sanae Tatsumi, Manpei Turubayashi, Anna Tsurubayashi, Tatsuya Morikawa, Ryo Mitamura, Emi Nekozawa, Naoki Fujita