橋本雅也 展覧会 関連企画
「殻のない種」朗読と音楽 、対談

彫刻家、橋本雅也さんの作品集「殻のない種」の出版を記念して開催される展覧会にて、
鹿の骨から産まれかわった花々と、
氏の朗読へ捧げる音楽を、
mama!milkの生駒、清水が黒衣として演奏いたします。

橋本雅也 作品集出版記念　展覧会「殻のない種」

「タイハイスイセン」橋本雅也 2011 鹿の骨、鹿角 / 写真：渞忠之

今回展覧会で発表される作品は、鹿の角や骨から精巧に削りだされた花々です。
今回橋本はこれまでの作業を振り返り、自身が用いている角や骨といったかつて命であった物たちを見つめ直すという動機の元、猟師に同行し山へと向かいま す。 橋本が手にする事になった一頭の鹿。 その鹿が残した骨は出来る限り使用されて、今回展示される花々として産まれ変わりました。
そしてこの春、それらの作品、橋本の製作手記などを含めた作品集「殻のない種」が出版されます。
この機会に合わせてご高覧頂ければ幸いです。

山を流れる　 一筋の沢が
鹿の血で　 赤く染まった夜
私の中に　 一粒の種が落ちた

種はやがて　 芽を伸ばし
光で　 満たされると
いっせいに　 花を咲かせた　

（本誌より抜粋）