2017年のアルバム「L’accordo Contrabbando」や演奏会へのコメントや写真をご紹介いたします。
photo by Takeshi Fukushima [[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年5月27日(土)[ 横浜 ] BankART Studio NYK “ kawamata Hall ”
華やかに賑わう年の瀬、いかがおすごしでしょう。
この2017年、mama!milkはスタジオ録音してアルバムを作ったり、色々な場で演奏したり。
ますます、生演奏が楽しくなってゆく1年でした。
折々にご一緒しました皆々様、とっても素敵なたくさんの事をありがとうございました。
ここに是非、本年のアルバム「L’accordo Contrabbando」や演奏にいただきましたコメントや写真をご紹介いたします。
mama!milk
曲ごとに自分のいる場面が変わるような、
甘美な夢心地のスリリングさが最高ですね。
mama!milkの作品はタイムレスに聴けるのが本当に素晴らしいなぁと思います。
青野賢一( BEAMS RECORDS )
慎ましい音階の流れに、つねに感情を湛えた音を聞くことができ、
生きた音に触れる実感があります。
阿部海太郎( 音楽家 )
=”mb10″>今までも映像的旋律がmama!milkのイメージでしたが、今回はアルバムで一つの物語を体感してゆく感じ、
まさに冒険譚ですね。
深く安らかに。
更に細かい音響に耳を傾けると時軸を越えた五感に訴える遊び心も満載で、
まさに親密で自由な時代に相応しい作品。
栄徳 篤( cello )
photo by Naomi Kagaya [[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年11月12日(日)[ 盛岡 ] 岩手銀行赤レンガ館
ずっと奏で続けられる音楽をうみ出すお二人と出会えたことは本当に幸せです。
いつもたくさんの大事なことを分けてくださって、ありがとうございます。
今日の夕方「ラコルド・コントラバンド」の音楽が流れる中、若い友達がやって来ていろんなことを話しました。
また長い時間楽しめる一枚になりそうです。
加賀谷奈穂美( kissa carta )
photo by Kenichi Asano [[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年12月2日(土)[ 宮島 ] 天心閣
僕はこのところ毎年、彼らが演奏納めをする冬の金沢・白鷺美術に足を運んで、自分の聴き納めをしています。
昨年末も訪れました。
その時の彼らの演奏の感触が凄く変わったことに、僕もいつもの馴染みの金沢の皆も気が付きました。
あれなんか違うね。
なんかすごく新しい感触だな。
すごくいい。同じ曲なのに、凄く違う風に聞こえる。。。。。
終演後に皆でお互いの顔を見合わせながら言葉を交わしたことを覚えています。
そう新しいmama!milkの音
そう毎年ずっと聴きつづけている皆が気づいたその新しい音が、このアルバムには収められています。
黒肱 健( noren muzic )
mama!milkの音楽は、クラッシックのように聴ける新しい音楽なのだ!とひらめきました。
いつ聴いても新しい音をありがとうございます。
佐々木奈津( オヨヨ書林 )
素晴らしいです!
ベスト盤的な選曲を親密な空気感をもった演奏で楽しめる傑作で、しなやかで優雅、官能的で退廃的でもある mama!milkならではの詩情を存分に堪能できますよ!
また、音の響きや広がり方には絶妙の格好良さがあり、美しいだけではなく生々しさをも孕むことで、喪失や郷愁などの痛みを伴う叙情性をも感じさせてくれますね!
じんわりと心に沁みてきて◎!
ずっと耳を傾けていたくなる作品です!
大推薦!!
清水久靖( Record Shop Reconquista )
photo by Masakado Nishibayashi [[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年7月24日(月)[ 大阪 ] NOISON
2人の覚悟が伝わってくるアルバムでした。
懐かしいはずの楽曲も、なぜかそう響きません。
遠くを見据えて、どれだかは特定できないけれど、大事な香辛料を密かに入れ替えた音楽になっていました。
住吉智恵( アートプロデューサー )
“L’accordo Contrabbando”
mama!milkらしい世界観を喚起するタイトル。思わずワクワクします。
関 宙明( ミスター・ユニバース )
なにも変わってないような素振りで
さらりと変化を遂げるお二人の音楽が好きです。
高橋祐治( オトノマド )
photo by Takafumi Yanagisawa [[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年10月6日(金)[ 高松 ] umie
アコーディオンとコントラバスのみを用いて奏でられ、感情や感覚、記憶をも揺さぶられるその演奏に私は人そのものの、そして自然とともにある存在としての生々しさや根源的な何かを感じています。
巽 勇太( 白鷺美術主宰 )
何処か…遠い国に来たような不思議な心地よい気持ちになって、日常をぽっと忘れてしまう。。
全然上手く言えないけれど、とても気に入りました。
田所真理子( 温石 & tadokorogaro )
photo by Takafumi Yanagisawa [[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年10月6日(金)[ 高松 ] umie
時が止まったような美しい音
西山 隆( DJ niche )
次から次へと、あの曲この曲が飛び出してきて、でも演奏はとってもゆったりしていて。
祐子さんのアコーディオン、木管のような響き。
2本のコントラバスも素敵だね。
いま、3回目を聴いています。
mama!milkは不思議な中毒性がありますね。
波多野敦子( TRIOLA )
photo by Reico.Ariki.[[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年8月4日(金)[ 広島 ] LOG
とにかく楽曲への〈愛〉が染み渡っているのを感じ、本当に素晴らしいアルバムだと思いました。
一緒に演奏させて頂いたこともあってか、「an Ode」はひときわ込み上げてくるものを感じました。
大切に丁寧に一つ一つの楽曲と付き合い、旅をして、変わっていくものと変わらないものの全てを抱えて、時間をかけて、人間の皮膚みたいに皺が増えて、力が抜けて、けれど大切なものを前より大切にできるようになった、そんなお二人を思いました。
藤田陽介( 音楽家 )
「手仕事感」がよく伝わってきました。
人間の手じゃなくては作り出せない音、質感。音源には、空気の音すら録音されているような感じでした。
必要最低限まで切り詰められた音は、なんとなく「雅楽」を感じました。
ヨーロピアンな楽器を使っているけれど、京都じゃないと生まれてこない様な音楽だなと思いました。
ものすごく「美」を感じる作品です。
素晴らしいです!
前原本光( アーティスト )
photo by Masashi Noda [[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年8月12日(土)[ 神奈川 ] Enoshima sea candle sunset terrace
ラコルド ・ コントラバンド。——— 動カズノ旅
日曜日の夜は仕事をする為にあるのかと思うほど静かで今日は良い。
最近自室で繰り返しのアートワークも素敵な一枚。
本やいろんな物が積み重なった狭い部屋にいながら石造の古城みたいなアトリエにでも居る気分になれる。
窓の外は、晴れだったり霧雨だったり海だったり砂漠だったり花畑だったり、異国の街並み、木の生い茂る庭、喧騒の市場、緩いカーブのスロープ、階段の迷路。大きな鳥 も歩いている。陽射しに溢れる泡のような影、蝋燭に揺れる影、囁く影、侵食する影。見えていないところの影がざわざわと揺れている気配がする。という妄想も繰り返す。
mama!milkの音楽は閉じこもりきりの私を一歩も外に出さずとも色々な場所へ連れて行ってくれる。
しかも実際に動くよりよほど遠くに。
昨年末演奏を聴いた時の、鮮やかでシンプルでどこかスカンと空っぽなようなただただ美しいだけの束の間にひたひたと浸された感じ。に、また溺れるように浸かりたい。と、音源を聴きながらライブを思う。その為にも。
南 知子( stomp design )
photo by Ryo Mitamura [[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年9月22日(金)[ 京都 ] きんせ旅館
何百、何千回と演奏してきたであろう名曲たちが、今もなお初期衝動を伴ったスリリングな演奏になっている。
今回のアルバムはかなりオンマイクで楽器が近い!
演奏中の彼らの真ん中にしゃがんで聞いているような感じがする。
録音者が移動してFade in Fade outしたような”intermezzo op.28”、
2コントラバスが左右でユニゾンし、不思議なステレオ感が面白いNude、
あれはコースケくんの懐中時計の音なのかな?時計の音が微妙に動き回るように聞こえるfermata、
いろんな実験もあって楽しいアルバムです。
結成20年!普通なら安定と貫禄のベテランって感じでしょうが、それが全く似合わないmama!milk。
スタイルなしで危険なことをするより、スタイルがあって退屈な方がましだ。スタイルがあって危険なこと、それがアートだと言ったブコウスキーの言葉はまさにm!mのことかな。
Gak Sato( 音楽家 )
※ 以上、敬称略 五十音順
photo by Masuki Konno[[ mama!milk SCHEDULE ]] 2017年10月1日(日)[ 洞爺 ] ラムヤート
【 回想、そして夢現 】
心待ちにしていたmama!milkの演奏会がとうとう終わってしまった。
会場は晩秋の森のtoita裏。
夜の森に浮かび上がる二人の影…
森の奥から耳をすますように、アコーディオンの繊細な一音が空へ響き出し、風が動き出した。
私にとって二人の音楽は、細胞に染み渡る上質な芸術であり、実際のライブを観てしまうと本当に文字通り、しばらく何も手につかなくなる。
麻薬のように暮らしがふわりと、別次元に運ばれたまま戻れない。
戻るつもりも無い。
今回のライブはまるで一本の映画を観るようだった。
ひとつの生の、始まりから終わりまでを感じた。
様々な感情の紆余曲折を抜け、無数の刹那や恐怖や安らぎ、そして最期には穏やかな死と祈りすら感じ、図らずも涙が流れた。
自分が泣いていることに気づいたのは、暫く経ってからだった。
あまりにドラマチックで生々しく心掻き毟られるのに、いつも見終わった後は母乳をたっぷり飲んで満ち足りて眠る赤子の如く幸福だ。
たまらない。
自ら音に身を投げる。
そして今日も名残惜しくて恋しくて、スピーカーから洞爺の風景にmama!milkを溶け込ませる。
風に乗せて、想いを馳せて。
夢だったのかもしれない。
現実はいつだって儚い。
人生は壮大な夢なんだろう。
だからこそ、この世界はほんとうに素晴らしい。
宇宙は必ず自分に必要な彩りを添えてくれるし、望めば開かれ、与えてくれる。
いつもどんな時もすべてが完璧に調和しているなんて。
それも永遠に。
mama!milkと同じ時代、同じ空間に生を授かり肉体を授かり、あの場に居られた奇跡に感謝します。
ありがとうございました…
溜め息が止まらない美しい夜に。
小山内育代
2017年10月1日[ 洞爺 ] ラムヤート
mama!milk 演奏会「Concerto L’accordo Contrabbando」にて
Digest from album “ mama!milk / L’accordo contrabbando”
Sound edit by Gak Sato
Photo by …
Takeshi Fukushima
Kosuke Shimizu
Masuki Konno
Masakado Nishibayashi
Masashi Noda
Ryo Mitamura
Courtesy of …
nitehi works
24th of August
LLAMA FACTORY
Freedom Sunset Production
Toshio Matsuura
no gravity century
Directed by Atelier 579
mama!milk 10thアルバム「L’accordo Contrabbando」ラコルド・コントラバンド
[[ mama!milk DISCOGRAPHY ]] L’accordo Contrabbando